カスタムレポートタイプの基礎|Salesforce入門

Salesforce

カスタムレポートタイプとは

こちらの記事で紹介したSalesforceレポートの作成手順では、
標準で用意されている「取引先責任者と取引先」レポートタイプを使用しました。
実際の業務では、要件に応じて様々なカスタムオブジェクトを作成し、
そのレコードを一覧表示したいということがあると思います。
そのような場合はカスタムレポートタイプを作成することで、
好きなオブジェクトと関連項目(リレーション)をレポートで使用することができます。

カスタムレポートタイプの作成手順

  1. 設定画面で検索ボックスに”レポートタイプ”と入力し、検索結果にある「レポートタイプ」を押下する
    (設定の名称をすべて入力しなくても、部分的に入力すればすぐ見つかります)
  2. レポートタイプについての説明が表示されるので、「次へ」を押下
    ※「次回からこのページを表示しない」にチェックをつけて「次へ」を押下すると、
     今後この説明画面は表示されなくなります(他の設定でも同様に説明が表示される場合があります)
  3. 「新規カスタムレポートタイプ」を押下する
  4. 下記入力をして「次へ」を押下する
    ・主オブジェクト:テストオブジェクト
    ・カテゴリに格納:その他のレポート
    ・それ以外の項目:任意の名称や説明を入力する
  5. リレーション(関連するオブジェクトなど)の設定画面で今回はそのまま「保存」を押下する
    ※参照関係や主従関係などの項目で他オブジェクトとのリレーションがある場合、
     「クリックして他のオブジェクトと関連付ける」を押下してオブジェクトを選択することで
     レポートに表示することが出来る


    もし「クリックして他のオブジェクトと関連付ける」を押下すると
    以下の画面のようになり、オブジェクトを選択できる(今回は追加しない)

  6. 作成したレポートタイプが保存されたことを確認し、
    「レポートで選択可能な項目」の「レイアウトを編集する」を押下する
    ※「カスタムレポートタイプ定義」では名称やカテゴリを変更できます
     (主オブジェクトは変更できないため、変更したい場合は1から作り直さなければなりません)
    ※「オブジェクトリレーション」ではレポートに表示するリレーションを変更できます

  7. ここでレポートに使用できる項目を設定できる
    今回は特にいじりませんが、実際にいじってみると理解が深まると思います。

    レポートタイプで主オブジェクトを設定しましたが、
    一部の項目をレポートに使用させたくない場合など、ここで使用項目を設定できます。
    マウスのドラッグ&ドロップで移動し、①のエリアに置いた項目は
    レポートで使用できる項目です。
    ②のエリアでは選択されていない項目が明るく表示されます。
  8. 作成したレポートタイプを使ってレポートを作成する
    テストアプリケーションに戻り、レポートタブからレポート画面に移動し「新規レポート」を押下する
  9. 作成したレポートタイプ「テストオブジェクト」を選択し、「続行」を押下する
    ※「レポートタイプを検索」検索ボックスから探しても、
     カテゴリを選択(①)して探してもOKです。
  10. 検索条件や項目等を設定し、「保存&実行」を押下する
    下記画像ではレコードタイプでグループ化し、全てのレコードを表示するようにしています
    ※レポートの作成画面の説明についてはこちらの記事を参照
  11. レポート名などを入力して「保存」を押下する
  12. 今回作成したカスタムレポートタイプでレポートの作成ができたことを確認できました

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