カスタムレポートタイプとは
こちらの記事で紹介したSalesforceレポートの作成手順では、
標準で用意されている「取引先責任者と取引先」レポートタイプを使用しました。
実際の業務では、要件に応じて様々なカスタムオブジェクトを作成し、
そのレコードを一覧表示したいということがあると思います。
そのような場合はカスタムレポートタイプを作成することで、
好きなオブジェクトと関連項目(リレーション)をレポートで使用することができます。
カスタムレポートタイプの作成手順
- 設定画面で検索ボックスに”レポートタイプ”と入力し、検索結果にある「レポートタイプ」を押下する
(設定の名称をすべて入力しなくても、部分的に入力すればすぐ見つかります) - レポートタイプについての説明が表示されるので、「次へ」を押下
※「次回からこのページを表示しない」にチェックをつけて「次へ」を押下すると、
今後この説明画面は表示されなくなります(他の設定でも同様に説明が表示される場合があります) - 「新規カスタムレポートタイプ」を押下する
- 下記入力をして「次へ」を押下する
・主オブジェクト:テストオブジェクト
・カテゴリに格納:その他のレポート
・それ以外の項目:任意の名称や説明を入力する - リレーション(関連するオブジェクトなど)の設定画面で今回はそのまま「保存」を押下する
※参照関係や主従関係などの項目で他オブジェクトとのリレーションがある場合、
「クリックして他のオブジェクトと関連付ける」を押下してオブジェクトを選択することで
レポートに表示することが出来る
もし「クリックして他のオブジェクトと関連付ける」を押下すると
以下の画面のようになり、オブジェクトを選択できる(今回は追加しない) - 作成したレポートタイプが保存されたことを確認し、
「レポートで選択可能な項目」の「レイアウトを編集する」を押下する
※「カスタムレポートタイプ定義」では名称やカテゴリを変更できます
(主オブジェクトは変更できないため、変更したい場合は1から作り直さなければなりません)
※「オブジェクトリレーション」ではレポートに表示するリレーションを変更できます - ここでレポートに使用できる項目を設定できる
※今回は特にいじりませんが、実際にいじってみると理解が深まると思います。
レポートタイプで主オブジェクトを設定しましたが、
一部の項目をレポートに使用させたくない場合など、ここで使用項目を設定できます。
マウスのドラッグ&ドロップで移動し、①のエリアに置いた項目は
レポートで使用できる項目です。
②のエリアでは選択されていない項目が明るく表示されます。 - 作成したレポートタイプを使ってレポートを作成する
テストアプリケーションに戻り、レポートタブからレポート画面に移動し「新規レポート」を押下する - 作成したレポートタイプ「テストオブジェクト」を選択し、「続行」を押下する
※「レポートタイプを検索」検索ボックスから探しても、
カテゴリを選択(①)して探してもOKです。 - 検索条件や項目等を設定し、「保存&実行」を押下する
下記画像ではレコードタイプでグループ化し、全てのレコードを表示するようにしています
※レポートの作成画面の説明についてはこちらの記事を参照 - レポート名などを入力して「保存」を押下する
- 今回作成したカスタムレポートタイプでレポートの作成ができたことを確認できました